「キャンプ場に到着したものの、何から手をつけていいのか分からない」
こうした悩みは、これからキャンプを始める方なら誰もが一度は感じる不安かもしれません。
現地での動き方や設営の流れが曖昧なままだと、準備に時間を取られ、せっかくのキャンプを十分に楽しめないこともあります。
私自身もキャンプを始めたばかりの頃は段取りが分からず、設営に時間をかけすぎてしまった経験があります。
この記事では、キャンプ初心者の方が到着後にスムーズに動けるよう「キャンプ場での動き方」と「設営手順」を5つのステップに分けて解説しています。
また、電車やバスで行くキャンプならではの工夫やポイントもあわせてご紹介していますので、これからキャンプを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.電車&バスで行くキャンプ|キャンプ場到着から設営完了までの5つの手順
キャンプ場に着いたら、どんな手順で準備を進めればいいのか。
とくに電車やバスで行くキャンプでは、現地での効率的な行動が大切です。
ここでは、チェックインからテント設営までの流れを5つのステップに分けて解説しています。
順を追ってひとつずつ進めていけば、初心者でも戸惑うことなく設営を完了することができると思いますので、参考にしてみてください。
①まずはココから!受付でチェックイン&スタッフに不明点を確認しよう

キャンプ場に着いたら、最初にやるべきことは受付でのチェックインです。
スムーズなキャンプのスタートを切るためにも、最初の手続きをきちんと行うことが大切です。
チェックイン時には、まず予約者の名前を伝え、利用料金を支払います。
その際、キャンプ場の利用に関する注意点を説明されるので、しっかり聞いておきましょう。
具体的には、次のようなポイントを確認しておくと安心です。
自分が使うサイトの場所
自分が利用するサイトの場所は、受付の際に必ず確認しておきましょう。
特に敷地が広いキャンプ場では、場内で迷ってしまうことも少なくありません。
チェックインのときに、場内マップで自分のサイトの位置を確認しておくことで、移動の無駄を防ぎ、スムーズに設営に取りかかれます。
また、キャンプ場によっては複数のサイト区分が設けられており、たとえば「区画サイト」を利用する場合は、サイト番号が決まっていることがほとんどです。
うっかり他の利用者のサイトに入ってしまわないよう、自分が利用するサイトの番号や場所をしっかりと把握しておくことが大切です。
ゴミの分別ルールとゴミ捨ての時間
ゴミの分別ルールは、キャンプ場によって異なりますので、利用するキャンプ場のルールに従いましょう。
たとえば、指定のゴミ袋を使用する決まりがあったり、「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」に分ける必要が出てくる場合があります。
その他、ペットボトルや缶類をそれぞれ分別しなければならないキャンプ場も少なくありません。
また、ゴミを捨てられる時間が決まっているケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
このようなルールは、チェックイン時にしっかり聞いておくと安心です。
事前に把握しておけば、現地で戸惑うことなくスムーズに対応できます。
入浴施設の利用可能時間
キャンプ場に入浴施設がある場合は、利用可能な時間もあらかじめ確認しておきましょう。
施設によっては営業時間が限られていたり、混雑する時間帯があったりします。
設営や食事の予定と重ならないように、入浴のタイミングを考えるうえでも、事前のチェックはとても大切です。
消灯時間の有無
キャンプ場では、静かに過ごすための「消灯時間」や「就寝時間」が設けられていることがよくあります。
たとえば、「焚き火は何時まで」「〇〇時以降は静かに」「電気は〇〇時以降に消灯」といったルールが設定されていることもあります。
このような決まりを事前に確認しておくことで、他の利用者とのトラブルを避け、気持ちよく過ごすことができます。
チェックインの際に、静音時間や消灯ルールもあわせて確認しておきましょう。
管理棟の営業時間
管理棟の営業時間も、チェックインの際に忘れずに確認しておきましょう。
売店を併設しているキャンプ場では、薪や炭、調味料などの買い物ができることもありますが、時間に余裕をもって済ませておきましょう。
「あとで薪を買おうと思っていたら、閉まっていて買えなかった」ということも起こりがちです。
必要なものがある場合は、あらかじめ時間を確認して早めに行動するようにしましょう。
翌朝のチェックアウト方法(特に早朝出発の場合)
翌朝のチェックアウトが管理棟の営業時間より早くなる場合は、チェックアウトの方法を確認しておく必要があります。
キャンプ場によっては、無人でのチェックアウトに対応しているところもあり、事前に案内された方法で手続きを済ませることになります。
私が体験したケースでは、受付で渡された札を管理棟前のポストに入れてチェックアウトする方式や、コテージに宿泊した際には鍵をポストに返却する方式などがありました。
このような手順はキャンプ場ごとに異なるため、チェックイン時に「翌朝は早めに出発する予定」と伝えておくと、スムーズに対応できます。
緊急時の連絡方法や避難場所
万が一のときに備えて、緊急時の連絡方法や避難場所も必ず確認しておきましょう。
体調不良や事故、天候の変化など、キャンプ中には思いがけない事態が起こることもあります。
どこに連絡すればいいのか、避難が必要な場合はどこへ向かえばいいのかを事前に把握しておけば、いざというときに冷静に対応できますので、チェックインの際に確認しておきましょう。
その他、不明点があれば遠慮なく質問する
上記の内容以外にも、気になることや不安な点があれば、遠慮せずに聞いておきましょう。
些細なことでも事前に確認しておくことで、現地での戸惑いやトラブルを避けることができます。
キャンプ場のスタッフは、その場所を一番よく知る頼れる存在です。
わからないことがあればチェックインのタイミングを活用して、教えてもらうようにしましょう。
受付でのやり取りを丁寧に行うことで、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
チェックインは単なる手続きではなく、キャンプ場で楽しく過ごすための第一歩です。
落ち着いて、ひとつずつの内容を確認しながら進めましょう。
②荷物を広げる前に!レジャーシート+テーブルで作業スペースを準備しよう
自分のサイトに到着したら、荷物を出す前に作業スペースを整えることがスムーズなキャンプ設営のポイントです。
特に電車やバスで行くキャンプでは、車で行く場合のようにトランクから順に荷物を出して展開するということができません。
だからこそ、最初に“荷物の仮置き場”と“作業スペース”を確保しておくことがとても大切です。
具体的には、まずレジャーシートを広げ、その上にテーブルを置いて作業場をつくります。
すべての荷物をレジャーシートの上で管理すれば、地面に直接置かずに済み、必要な道具を効率よく取り出して作業を進めることができます。
また、テーブルがあることで小物道具の整理も容易で、全体の作業効率も上がります。
③タープ設営は最初が鉄則!効率的な設営順とその理由とは?

設営作業に取りかかる際、最初に行うべきはタープの設営です。
まずはタープを張る位置を決め、タープ本体・ポール・ロープ・ペグを用意しましょう。
タープを最初に設営する最大の理由は、一度設置すると場所の移動が非常に手間になるからです。
タープはポール・ロープ・ペグを使って地面にしっかりと固定するため、後から「やっぱりこっちにずらそう」と思った場合、すべてのペグを抜いて一から張り直す必要があります。
この作業は、時間も体力も大きく消耗しますので効率が悪いです。
また、タープを先に設営しておくことで、作業スペースに日陰ができるメリットもあります。
特に日差しが強い日や暑い季節では、日陰の有無が快適さに直結します。
日差しを避けながら準備ができる環境があるだけで、設営作業の効率も高まります。
設営の順番に迷ったときは、まずタープから!
快適でスムーズなキャンプを始めるための基本であり、重要なポイントです。
④椅子とテーブルで“リビング完成”!食事・休憩のスペースを作ろう
タープを張り終えたら、次は椅子とテーブルを並べてリビングスペースを整えましょう。
このとき使うテーブルは、設営の最初に作業台として組み立てたものをそのまま活用します。
このスペースを早めに作っておくことで、作業の合間に腰を下ろしたり、ギアを仮置きしたりと、設営中の快適さが上がります。
キャンプは「作業」だけでなく「くつろぐ時間」も大切な要素です。
椅子とテーブルを設置しておくだけで、休憩・食事・会話などが自然に楽しめる場が生まれ、キャンプらしい雰囲気が一気に整います。
また、リビングスペースを先につくっておくことで、テントの設営場所とのバランスを見ながら配置を考えられるメリットもあります。
後でやり直さなくていいように、導線や景色を考えながら設営をすることで、より快適なレイアウトになります。
椅子とテーブルを出した瞬間から、そこはもう自分たちだけのアウトドアのリビングです。
設営の合間に一息つける空間をつくって、キャンプの心地よさをじっくり味わいましょう。
⑤設営の仕上げはテント!中のレイアウトまで整えて快適空間を完成させよう
リビングスペースが整ったら、いよいよ設営の仕上げとなるテントを設置しましょう。
このとき、テントの場所はすでに設置したリビングスペースとの位置関係を考慮して決めるのがポイントです。
特に意識したいのは、テントの出入口をリビング側に向けて配置することです。
これにより、出入りの導線がスムーズになり、キャンプ中の移動が格段に快適になります。
配置が決まったら、まずはテントの形を軽く形成し、バランスを確認します。
その後、ペグを使って四隅をしっかりと地面に固定しましょう。
テントが設置できたら、最後に室内のレイアウトを整えていきます。
マットや寝袋を配置し、必要な荷物をテント内に入れたら、快適なキャンプ空間の完成です。
設営の最終ステップであるテント設置が完了したら、もうあとはキャンプを楽しむだけです。
2.電車&バスで行くキャンプの設営をスムーズにする効率化の手順3選
電車やバスで行くキャンプでは、限られた時間と荷物の中でいかに効率よく動けるかがポイントになります。
特に設営・撤収・食事のタイミングで工夫があると行動にゆとりが生まれ、自由な時間もしっかり確保できます。
ここでは、キャンプ中のムダを減らし、快適に過ごすための小さなコツを3つに絞って紹介します。
「準備・片付け・食事」の流れを見直すだけで、キャンプの充実度が高まります。
①効率重視!レジャーシート&テーブルはすぐ出せる位置に収納しておこう
設営をスムーズに始めるためには、最初に使う道具をすぐに取り出せるようにしておくことが大切です。
特にレジャーシートとテーブルは、荷物置き場兼作業スペースとして最初に必要になるアイテムなので、荷造りの段階でこの2つは出しやすい場所に収納しておきましょう。
たとえば、レジャーシートがバッグの一番底に入っていると、取り出すまでに他の荷物を全部出す必要があり、時間も手間もかかってしまいます。
このような小さな工夫が、現地での動きやすさに直結します。
パッキング時から「設営の順番」を意識しておくことで、到着後の行動がスムーズになります。
②撤収時に慌てない!ギアの袋・ケースはすぐにまとめて整理をしておく
撤収のとき「あれ、収納袋どこに置いたっけ?」と慌てて探す場面は意外と多いものです。
特に電車やバスで移動するキャンプでは、乗り物の時間が決まっているため、片づけに時間の余裕をもっておくことをオススメします。
設営と違い、撤収は遅れるわけにいかないため、焦りが生まれやすい場面です。
そうならないためにも、道具の入れ物は使った後にひとまとめにしておくことが大切です。
テントやタープの袋、ペグケースなどは、あらかじめ決まった場所にまとめておけば、撤収時にサッと取り出せて無駄な時間を省けます。
荷物を出すときだけでなく、しまうときのことも意識しておくことで、最後まで効率よくキャンプを楽しむことができます。
③設営後に休む時間がない!?昼食を時短メニューにするだけで余裕が生まれる
キャンプで意外と時間を使う作業は、大きく分けて3つあります。
それは、設営・撤収・調理です。
このなかでも特に気をつけたいのが、初日の設営直後の昼食です。
設営が終わった後に時間をかけて調理していると、あっという間に夕方を迎えてしまいます。
そうなると夕食の準備や入浴の時間と重なってしまい、せっかくのキャンプなのに慌ただしくなってしまいがちです。
そこでオススメなのが、昼食をあらかじめ簡単に済ませられるメニューにしておくことです。
おにぎりやパン、カット済み食材を使った時短レシピなどを用意しておくと、設営後にしっかり休憩する時間を確保できます。
無理に凝った料理をしようとせず、まずは「体を休めること」を優先に!
それだけでキャンプ全体の流れが楽になります。
3.電車&バスで行くキャンプ設営の手順と段取りまとめ
①電車&バスで行くキャンプ|キャンプ場到着から設営完了までの5つの手順
【手順その1】
受付でチェックイン&スタッフに不明点を確認
【手順その2】
レジャーシート+テーブルで作業場を確保
【手順その3】
タープ設営は最初に行う
【手順その4】
リビング完成させ、食事と休憩の場所を作る
【手順その5】
テントの設営と内装を完成させる
②電車&バスで行くキャンプの設営をスムーズにする3つのコツ
【コツその1】
レジャーシート&テーブルはすぐ出せる場所に
【コツその2】
道具のケースはまとめて整理をしておく
【コツその3】
設営直後の昼食は時短メニューがオススメ
始めてのキャンプは、何をどう進めればいいか不安になりがちですが、手順とポイントさえ押さえておけば心配いりません。
設営は5つのステップに沿って進めることで、迷わず行動できるようになります。
チェックインから始まり、作業スペースの確保、タープやリビングの設営からテント設置まで順序立てて動くことで、スムーズに設営を終えることができます。
さらに、時間を有効に使うための小さな工夫を取り入れるだけで、キャンプ全体の流れが大きく変わります。
最初に使う道具は、取り出しやすい場所に収納しておく、収納袋をまとめておく、昼食を手軽に済ませるなどの行動は、時間の余裕を生むための大切なヒントです。
段取りと効率を意識することで、設営や片付けの負担を減らし、自分の時間をしっかり楽しむことができます。
これからキャンプに行く予定の方は参考にしてみてください。


